里山昆虫館
レバーを押すと、カブト、バッタ、トンボ、カマキリ、チョウなど里山の虫たちがさまざまな動きをします。 なぜ? どんなしくみで虫たちはさまざまな動きをするのだろう? |
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しくみ レバーを押すと『箱型ふいご』の箱が上がり、虫などの近くの穴から風(空気流)が吹き出します。 トンボが尾を振って産卵し、その波紋が広がります。 カエルがパクッとトンボを追い、カマキリもチョウを狙います。 バッタが跳ねます。足だけが前後に入れ替わりますが、バッタがターンしたように見えます。 クワガタとカブトが戦います。風は切り株や枝から出ます。 これらは弱い風でも動くように錘でバランスをるなどの工夫をしています。 クモ(の巣)、セミ、テントウ虫、カミキリ、ミツバチなども風で揺れます。 ホタルは黄色のスチレンボールを吹き上げ、光るようにしています。遠くの光は裏側の回転盤を風で回し、点滅するように見せています。 チョウはふいごの箱が上がる力で押し上げ、揺動ストッパーでひらひら降ります。 アメンボや花は風車式に回ります。
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こぼれ話 以前はよく見かけたこうした虫たちも、都市化であまり身近でなくなり、ちよっと寂しい感じがして、「風力コマ」のふいごを使って作ってみました。 ほかの「遊び具」もそうですが、はじめにきちっと設計して図面を引くことはしません。およその構想で骨格を作り始め、各パーツを現物あわせで、動きを見ながら作っていきます。 そんなわけで部分的に作りかえることはよくあります。 この「里山昆虫館」もホタル、トンボ、チョウ、バッタ、カブト、クワガタを作り、その後で空いているスペースを見ながら、思いついた虫たちを入れていきました。 これからも入れたい虫が出てきたら、加えていくつもりです。 |